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  1. 消費者が良いものを見分けられないと、業者は悪いものばかりもってくるようになる。悪いものを安値で買って、得したわ、とお客はぬか喜びし、業者は物を見る目がない客を軽蔑するようになる。
     
     ∧∧
    ( ‥)でも、どうにもならないでしょうね
        ある意味、どちらの反応も当たり前だし
        必然ですよ。
     
        ( ‥)ライターも同じだよな。
          -□ 嘘やでまかせを書いた方が
            皆が理解した気になって
            満足して買ってくれるしなあ
     
     当然、やっぱり客を軽蔑するようになる。たとえ質の悪い内容を書いていると自覚しているライターでさえ、消費者を強烈に憎んでいる場合があるし、それは行間からうかがえる。まあ、当たり前と言えば当たり前だ。
     
     それにこんなこともある。真面目に仕事しても売れず、手抜きをしたら売れ始め、しかしそうなるといわゆる理系な人間から「お前はトンデモか??」と突っ込まれる。その時、当人はそれはもう怒り狂う。なぜか? 
     
     ∧∧
    ( ‥)なぜかというに
     
       (‥ )少なくともご本人からすれば、
          がんばった時に手助けしてくれず
          世間の愚かさという現実に妥協したら
          攻撃してくるように見えるわけよ
          援助もしてくれないのに口だけ出す
          嫌みな姑か何かのように感じる
          みたいなのよな。
     
     もちろん、こうした憎悪はかなり的外れでありうる。黙っていたからといって購入していないわけではない(ようするに購入し続けていたのに、作者が突然路線変更してとまどっている客もいるだろう、ということ)。しかし、作り手側には客の顔は実は見えていない。客は自分を個体だと認識しているが、作り手側からすれば客は便宜的なカテゴリーでしかなくて、実在ではない。
     
     そうだ、売り手は、自分の品物を買う人も、それを批判する人も、共に憎むようになる場合がある。